プレスリリース
ライオンズ命名70周年企画 ファンが好きなシーンを投票 トップ3の名シーンを動画で公開 1位は西武伝統野球の象徴 辻󠄀 発彦の伝説の走塁 辻󠄀監督「走塁への意識の高さはライオンズの伝統」
2020.06.17 | チーム
株式会社西武ライオンズでは、「ライオンズ」という名称をチームにつけてから70年となる節目の年を迎えたことを記念し、3月9日(月)から4月28日(火) の期間中、70周年特設ウェブサイトにて、ライオンズの70年分の試合で生まれた球史に残る12の名シーンから、ファンの方々に1番好きなシーンを選んでいただく「ライオンズ70周年 名シーン投票」を実施しました。その結果を本日6月17日(水)、同サイト内で発表しました。
約1000件の投票の中から1位に選ばれたのは、1987年11月1日の日本シリーズ第6戦、3勝2敗で日本一に王手をかけた巨人との一戦で、現監督の辻󠄀 発彦選手が一塁から一気に生還した「伝説の走塁」。日本一を手繰り寄せる、貴重な追加点を挙げたシーンでした。首脳陣の鋭い洞察力と綿密な調査で相手守備の隙をついて進塁の指示を出したことや、全選手に植え付けられていた走塁への意識の高さによって生まれた、今でもファンの方々の間で語り継がれる名シーンです。ファンの方々からは「この名シーンが偶然の産物ではなく、対戦相手の徹底的な分析により生まれた想定どおりのプレーだったということにただただ驚かされました」や「常に先の塁を狙う。現在のライオンズに脈々と受け継がれている伝統。その象徴的なシーンだと思います」などのコメントが寄せられました。
この結果を受け、辻監督は「33年前か…。珍しいプレーだと思うけれども、こうやって語り継いでいただいているというのは嬉しいことです」と話しました。また、当時のプレーやライオンズにとっての「走塁」について、以下のように語りました。
【辻󠄀 発彦監督 コメント】
Q.当時、走塁についてどんなアドバイスがあったのか。
辻󠄀監督「日本シリーズの前、相手の隙をついて、次の塁を狙うということは口酸っぱく言われていました」
Q.打球がセンターに抜け、どのタイミングで「ホームまで行ける」と思ったのか。
辻󠄀監督「最初から行けるとは思っていなかったです。でも二塁ベースを回って三塁に行くときかな…。三塁コーチから『このままホームに行かせるんだ』という雰囲気を感じました。だから緩めることなく『とにかくホームに行くんだ』という気持ちですね」
Q.ベテラン勢も含めて現在の西武もチームの走塁への意識が高いが、これは西武の伝統と言えるか。
辻󠄀監督「プロだったら当たり前のプレーです。でもライオンズは意識付けされているからこそ、そういう風に見ていただけると思います。ライオンズのいい伝統なんじゃないかと思います」
Q.ライオンズにとって「走塁」とは。
辻󠄀監督「得点する手段ですね。走塁への意識、技術を持っていればチームの得点能力も上がりますし、ヒットがなくても1点取れることもあります。相手に与えるダメージも大きいですよね」
なお、2 位は昨シーズンの 7 月 19 日、オリックス戦の延長 11 回、中村 剛也選手が高めの変化球をとらえ、劇的なサヨナラ本塁打を放ったシーン。中村選手にとっては、これがプロ野球史上 20 人目となる通算 400 本塁打目となりました。3 位は 1986 年の日本シリーズ、広島との史上初の第 8 戦、秋山幸二選手が同点に追いつく 2 ランを放ち、喜びを爆発させてバック宙でホームインをするシーンでした。70 周年特設ウェブサイトでは、ベスト 3 に選ばれた名シーンの動画と、投票いただいたファンの方々のコメントを本日より公開しています。
詳細はPDFをご覧ください。
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