株式会社西武ライオンズ

株式会社西武ライオンズ(本社：埼玉県所沢市、代表取締役社長：奥村 剛)と埼玉県内の18の野球団体では、野球の競技人口の減少が続くなか、県内の各団体が連携して共に県内の野球環境を整備し、こどもたちが思い切り野球を楽しめる環境を創出するため、「埼玉県野球協議会」を3月5日(土)に設立いたしました。

これは当社の地域コミュニティ活動『L-FRIENDS』の活動の柱のひとつである野球振興の一環として、各団体と協業して設立したものです。これまでも当社をはじめ、各団体で野球教室や指導者講習会などを行っていましたが、地域や年代、性別などにとらわれずに野球競技人口の増加を共に目指していくほか、正しい知識や指導技術を身に着けた指導者の育成や少年期のけがの予防などを目的としています。

3月5日(土)に開催した設立総会では、当社を含めた19の野球団体から37名が出席し、代表理事として、当社代表取締役社長の奥村 剛が選出されたほか、冬頃には指導者向け講習会を共同で実施することや、けがで野球をやめることを防ぐために、こども向けの肘肩検診を実施することなどが確認されました。また、同野球協議会による初めてのイベントとして、5月1日(日)にベルーナドームにて、野球をやったことのないこども向けの野球イベントを共同で開催することが決まりました。

小・中・高校生の野球人口はそれぞれの年代で多少の差がありますが、約10年前より減少傾向にあり、特に中学軟式野球は2009年から2019年までで約半分に、小学生のスポーツ少年団(野球)に所属している人数は約4割減少しています_(※)。こうした状況に歯止めをかけるべく、埼玉県を拠点とする野球団体が互いに協力し合い、野球人口の増加に向けた施策を検討・実施してまいります。

詳細は以下のとおりです。

【株式会社西武ライオンズ 代表取締役社長 奥村剛コメント】
　私も幼少期から社会人まで野球をプレーしていた身として、現在の少年野球を取り巻く環境や野球競技人口の減少に大変危機感を持っています。当社としても県内の各自治体との連携を通して野球振興活動に取り組んでおりますが、このたび野球協議会を設立したことにより、埼玉県の野球関係者の皆さまが一丸となって、埼玉県の野球競技人口の増加や現状の課題の解決、野球をプレーする人の環境の整備などに対して取り組んでまいります。

＜参考：L-FRIENDSとは＞
　当社では、2018年3月に「L-FRIENDS」と称した地域コミュニティ活動を埼玉県内に展開し始めました。「野球振興」「こども支援」「地域活性」「環境支援」の4 つを柱として、よりすこやかな社会、のびやかな未来を目指しさまざまな活動を行っています。
(L-FRIENDS特設サイト：https://www.seibulions.jp/ocms/lfriends/)